2020/09/19 08:58

お客様から、ご質問頂きましたので、お答えしていきたいと思います!


まず、最初にお断りをしておきますが、このmasuocafeのHPに書いているいくつかのHOW TOは
すべてmasuocafeのオススメの内容であって、それが正しいとかすべてであるということではありません。

コーヒーの淹れ方は、千差万別ですので一参考までにお考えください。

今日は「ドリップをするときの湯温(お湯の温度)」についてです。

ご自宅でコーヒーをドリップで淹れるときにちょっと見逃されがちなお湯の温度。
実は、かなりコーヒーの味に影響を与え、お湯の温度が違うだけでその味、香りはガラリと変わります。

まず結論から書きます。オススメの湯温は
浅煎り〜中煎り程度のコーヒー豆 90~92度
中深煎〜深煎り程度のコーヒー豆 88度

もっと簡単に言えば、
酸味のあるコーヒーは、90〜92度
コクがあるコーヒーは、88度

ということですね。

それでは、その理由について
コーヒーをドリップする作業とは、コーヒー豆の成分(可溶性固形分)を溶解する作業です。
つまり、コーヒー豆の味のする部分を、お湯を注ぐことによって溶かす作業です。

その成分は、焙煎具合によって、溶ける度合いが変わって来ます。
浅煎りだと溶解しづらく、深煎りになるほど溶解しやすくなります。
そのため、コーヒー豆の焙煎具合によって、湯温を変える必要があるのです。

一番、溶解性の高い温度は、もちろん100度です。
ですが、100度のお湯を注いでしまうと、コーヒー豆の美味しくない部分も一緒に溶解してしまうことになり
雑味、えぐみの原因になります。

ですので、基本的には90度の湯温を基準にして、焙煎具合によってプラス・マイナスの調整をされるのが
うまくドリップをするための基本と考えています。

僕は、コーヒーをドリップをする際に、温度調整機能付きケトルを用いているので
お湯の温度を1度単位で細かく設定してドリップをしています。
もし本当に味にこだわりたいという方は、こういう温度調整機能付きケトルを用意されるのをオススメします。



そこまでは・・・という方も、温度計はやはり準備された方がいいと思います。
せっかくの美味しいコーヒー豆も湯温によって台無しになる可能性がありますから・・・。



こう書いても、「自分は味音痴だから、そこまで味の違いわからないから大丈夫」という人もいます。
でも、そこまで味の違いがわからないほどの微妙な違いではありません。
雲泥の差です。全く違います。実際にやられてみるとお分かりになると思いますので
僕は個人的にはこだわっていただきたい部分です。

コーヒー豆は、かなりデリケートなものです。
ですから、淹れ方もある程度デリケートになります。

でも、だからこそおもしろい!

ぜひ、そういう部分も楽しんでいただければと思います。

またご質問などありましたら、InstagramのDM、このHPのお問い合わせからメールをお送りください!
どしどしお待ちしております!

最後までお読み頂いてありがとうございました!