2020/08/20 05:31

こんにちは。


オンライン自家焙煎コーヒショップ masuocafeのますおかゆうすけです。
今日は、自家焙煎コーヒーショップでコーヒー豆を買うことでもたらされる大きなメリットについて書きたいと思います。

スーパーや量販店(カフェチェーン店などを含む)でコーヒー豆を買う方たちからは
自家焙煎コーヒーショップで売られているコーヒー豆は値段的に「高い」と思われるみたいです。

たしかにスーパーマーケットに並ぶコーヒー豆は、かなりの分量が入って600円〜1,000円程度です。
専門っぽい量販店でもそれよりかは少し高いかもしれないですが似たり寄ったりです。
お買い求めやすい値段になっていますね。

一方で、自家焙煎コーヒーショップなどの専門店に行くと100gでも1,000円前後かそれ以上です。
masuocafeもそれくらいのものをラインナップさせて頂いています。
スーパーや量販店で買うものに比べると、たしかに値段が高いのは否めない事実であります。

しかしながら「美味しくコーヒーを淹れるコツを教えて欲しい」とおっしゃってくださる方の多くが、
スーパーや量販店で売られている"大量生産"されているコーヒーを召し上がっていることが多いです。

もうはっきり書いてしまいますね。
スーパーや量販店で買ったコーヒー豆を使って、美味しくコーヒーが淹れられないとしたら
それは素材がそもそも美味しくないことが理由です。淹れ方の技術の話ではありません。
美味しくないものを美味しくする錬金術のような魔法はないんです。

敵にまわしてしまう方がいらっしゃってしまう言い分ですが、僕はこれをはっきりと言いたいと思います。

それが事実です。

いつ、誰が、どこで、どんなふうに準備したかがわからないコーヒーが美味しい可能性は限りなくゼロに近い。

賞味期限が1年も2年も先に設定されているようなコーヒー豆は、美味しくないどころか
確実に健康被害があるはずです。直ちに人体に害を及ぼす目に見えるレベルではないとしても。

なぜなら、コーヒー豆は自然由来の生鮮食品ですから。
自然のものは、いつか朽ち果てます。枯れてしまうのです。
なのに、それが”できない”ようにして延命してあるものは不自然なのです。
美味しい美味しくないということのそれ以前の問題だと、僕は強く思っています。

コーヒー豆は「安かろう悪かろう」が事実です。

また、美味しいコーヒーというのは、
生豆という素材という時点ですでに高価なものですし
それを最高の状態にするために、それぞれのお店は苦心がありかなりの労力があることは
想像に難くありません。少なくとも僕は結構なかなりの手をかけています。

その意味で、街の小売の自家焙煎コーヒーショップのコーヒー豆は、その点で明らかに違うのです。
もちろん、自家焙煎の専門店でもピンからキリと思います。
以前もこのブログにも書いたように、「嘘をつくコーヒー屋」が多いのも事実です。



ただ、きちんとこだわっている自家焙煎の専門店であれば
美味しいコーヒー豆を手に入れることができる可能性は、かなり高くなります。

というか、美味しいコーヒー豆を手に入れるにはそれしか方法はないと僕は思っています。

逆に言えば、美味しいという評判の自家焙煎コーヒーショップでコーヒー豆をゲットできれば
どんなに初心者でも玄人であっても、基礎さえ守っていれば
お店に負けない美味しいコーヒーを、ご自宅で楽しむことができるのです。

これが大きな大きなメリットです。

また、少し視点を変えてみると
安いコーヒー豆であっても、栽培して精製している現地の農家の方達がいます。
買い求めやすい値段のコーヒー豆で、現地の方々に果たしていくらの利益がもたらされるのでしょうか?
生産者、輸出社、輸入会社、卸会社、焙煎会社、小売業者そしてやっと消費者にたどり着くわけです。
その点でも、あまりに安いコーヒーはどこかがおかしいと思わざるを得ません。

安いコーヒーは、美味しくないし、苦しむ人を産み続けるんです。

有名な大手コーヒーショップの契約農園で、子供が働かせれていたことも明らかになっています。
(なぜか日本ではほとんど報道されませんが。)



単純に、自家焙煎コーヒーショップでコーヒー豆を買うメリットを書こうと思ったのですが
結構、広い話題になっていまいました。

美味しいコーヒーは、間違いなくそれなりに高価です。
とはいえ、そこまで家計に大打撃を与えるレベルではないはずです。

美味しいコーヒーのために、あるいはその未来のために
きちんと適正な活動の元に売られているコーヒーだけを召し上がって頂きたいと思います。

ご自宅で美味しいコーヒーを召し上がっていただくためには、それしか方法がないことも事実です。



美味しいコーヒーは、日々の暮らしを豊かにしてくれます。
それに、世界を救うんです。

いいことしかないんです。
大げさかもしれないですが、人生における大きな大きなメリットにもつながると僕は考えているんです。

美味しいコーヒーは、地球を、地球の未来を救います。

※今回の写真は、すべて2019年にベトナム・バオロク・Future Coffee Farmを訪れさせて頂いた時のものです。
 3枚目の写真は、農園主トイ・グエンさん。まさに一粒一粒豆を厳選して、生産されています。
 これ以上ないクオリティを目指して日々お仕事をなさっています。