2020/07/25 11:10

前回の記事で、コーヒー豆の賞味期限についてお話しました。

まだ読まれていない方は、ぜひご覧になっていただけると嬉しいです!

今回は、masuocafeからお届けしたコーヒー豆をご自宅へ届いたあとに
ご自宅でさらにそのコーヒー豆を美味しくする方法をお話したいと思います。

masuocafeは、ご注文を受けてから、ご注文の分だけ焙煎をしています。

焙煎の直後のコーヒー豆がおいしくないことは前回の記事に書いた通りです。
masuocafe焙煎後、4日から5日程度経ってからお召し上がり始めて頂いて、3週間程度で飲み終わって頂くことをオススメしています。

ただ、ご自宅に届いたコーヒー豆の「保存方法」を適当にしてしまうと
コーヒー豆の熟成過程がうまくいかず、そのコーヒー豆が持つポテンシャルが100%発揮されなくなってしまいます。



そこで、コーヒー豆を保存するときに、注意して頂きたい「4つのポイント」があります。
コーヒー豆はかなりデリケートな食材で、ちょっとしたことで劣化していまいます。
ですが、この4つのポイントを抑えていただくだけで、コーヒー豆はしっかりと熟成し、
日に日にさらに美味しくなっていくコーヒーを楽しんで頂けます。

⑴「光」を避ける
⑵「水、湿気」から守る
⑶「熱」から遠ざける
⑷「酸素」に触れさせない

コーヒーの弱点は、この4つです。光、水・湿気、熱、酸素。
この4つからコーヒーを守ることが、コーヒー豆を美味しく成長させるコツです。

僕は、自分で焙煎しているコーヒー豆を自分でも楽しんでいますが
抑えているポイントはこの4つだけです。

ゴムパッキンで完全に密閉状態をできる保存瓶(キャニスター)に入れて
夏場は、冷蔵庫に入れて保存しています。

ただ、夏場は冷蔵庫から出すと瓶が結結露してしまいますので、出したらすぐしまうことが大事になってきます!!
夏場の常温保存は、上記の4つポイントのうちの「熱」がネックになってしまい成長のスピードが速くなってしまいます。
ですが、毎日、どんどん飲んで消費量がそれなりにある方でしたら、常温保存でもかまいません。
常温保存での味の変化は、好みの問題というレベルですから。

僕は、冷蔵庫から出したらすぐに必要分をスケールで測って用意して、またすぐに冷蔵庫に戻します。
まさに忍者の動きのごとく、一切の無駄のない動きです。コーヒー豆を敵から守る大事な使命を遂行中ですから。



また、保存瓶(キャニスター)を選ぶ時の注意点もいくつかあります。

 「100円ショップのもの」は買わない。最近の100円ショップは、デザインも凝ったものがあっておしゃれなものもあります。
ですが、機能性としてはいまいちです。パッキンが弱いので、香りが漏れてしまいます。

コーヒー豆焙煎直後は、豆の内部で熟成過程でガスも発生しています。コーヒーの美味しさ成分です。
それが漏れてしまうのはもったいないことです。香りが飛んでしまいます。

また、ゴムパッキンも古くなったら取り替える、またゴムパッキンのゴムの匂いが強いものは避ける、ということも大事です。

コーヒー豆は、消臭成分もあって、他の匂いを吸い込んでしまう特性を持っています。
ゴムの匂いもきちんと消臭してしまいます。つまりは、コーヒーがゴム臭くなります。最悪です。

とどのつまりは、安かろう悪かろうです。

一度買ってしまえば、長いこと使えるものですし、そこまで高いものじゃないし、
そこはお金をかけて頂いてちゃんとしたキャニスターを揃えて欲しいなとつとに願います!

細かいことをうるせぇコーヒー屋なのです(笑)
でも、当店でコーヒー豆を買っていただくお客様には、絶対に美味しいコーヒーを召し上がって頂きたいという一心です。

日々の暮らしを豊かにしてくれるコーヒーですから、さらに美味しくなってくれたらその効果は倍増どころではないのです。

ぜひ、この4つのポイントおさえてくださいね〜!