2021/12/20 09:49

こんにちは。

masuocafeコーヒー焙煎士 益岡悠介です。

いつもmasuocafeをご利用いただきまして、ありがとうございます。

日々お買い上げいただいているお客様からコーヒーを召し上がって頂いたご感想の
メール、InstagramへのDMなどを頂戴しとても嬉しいです。
そういったメッセージを頂戴すると、とても励みになりさらにおいしいコーヒー豆をお届けしようと日々精進しております。

今日は、masuocafeのコーヒー豆を
"さらにおいしく召し上がっていただくために、お客様に知っておいて欲しいこと"
について書いてみたいと思います。

今回お伝えしたいのは、「中煎り程度」の焙煎具合に仕上げているコーヒー豆についてです。

具体的には、
エチオピア産イルガチャフェG-1
ベトナム産HOA SELECT2021
ベトナム産マイ農園×FutureCoffeeFarm
ベトナム産Langbiang
の4種類が、現在「中煎り」でご提供しているコーヒー豆です。

「中煎り」とは、酸味とコクのバランスが取れ、完熟したコーヒーチェリーから採れるコーヒー豆だからこそ感じることができる
「フルーティーな甘味」を感じることができる焙煎具合です。

ただ、その中煎り程度のコーヒーをご自宅でいただくには、一つ知っておいて頂きたことがあるのです。

この中煎り程度のコーヒーがおいしくなるのは、焙煎後3週間から4週間にかけてということです。
他のコーヒー豆、例えば「マチュピチュ天空」や「ショコラ」のような中深煎りものや、「マンデリン」のような深煎りの比較的コクのおいしさを重視したコーヒーは、焙煎後1週間程度でそのおいしさを発揮します。その一方で、中煎り程度のコーヒーはその良さを感じていただくのに、少し時間を要してしまいます。

焙煎士である僕自身が、焙煎から経過した日数の異なるものをテイスティングした結果は下記の通りです。

焙煎後1週間では、まだ焙煎直後の「苦味」「尖り」が残っていて、「酸味」「甘味」を感じるにはまだまだという感じ。
焙煎後2週間でも、まだ少し「苦味」「尖り」が残っています。ただ、「甘味」の片鱗を感じ始めることができます。
焙煎後3週間で、やっとその「上質な酸味」と「甘味」が、「苦味」「尖り」を上回りました。
焙煎後4週間で、「上質な酸味」と「甘み」を存分に楽しめる状態に仕上がりました。

このような味の変化の進み具合が、これまでmasuocafeのコーヒー豆のラインナップで中心となっていた「中深煎り」のコーヒーと
「中煎り」のコーヒーとでは全く異なります。

ですので、お客様によっては、「商品紹介ページには"酸味がある"と書いているのに,なんだか苦い。」
「なんとなく味がぼやけていておいしくない」とお感じになってしまう方がおられるようです。
これは、僕の説明不足であったと反省しております。そのため、今日のこのblogを書きました。

ただ、おいしさというのは個々人の主観ですので、焙煎直後がおいしいと感じる方もおられますし
一方、3〜4週間はエイジング(熟成)させたいという方もおられます。

そこは個人のお好みの問題ですから、
当店のコーヒー豆は、焙煎した日をパッケージ表面に大きく記載していますので、
その日にちをご確認いただいて、お客様ご自身お好きな味になる「焙煎後経過日」を探っていただくのも
コーヒーを楽しんで頂ける一面にして頂けましたら幸いです。

当店のご常連様のお客さまの中には、上記の内容を踏まえて、
前もって、翌月の1ヶ月分をご注文くださる方も多くおられます。

これまで当店のコーヒー豆の賞味期限は「1ヶ月」としていましたが
再度の検証の結果「2ヶ月」まで延長することにしました。
ご自宅では「酸素・水(湿気)・光・熱」のコーヒー豆の4つの敵に
気をつけて保管いただくようお願いいたします。

それでは、今後もmasuocafeのコーヒーで、健やかな幸せなコーヒーライフをお楽しみください。
最後までお読みいただきありがとうございました!