2021/01/11 09:23

こんにちは。

masuocafeのコーヒー焙煎士のますおかゆうすけです。

今日は、コーヒーがもたらしてくれる健康効果を書きたいと思います。

2021年1月現在、世界的にまだまだ新型コロナウィルスの蔓延の終息には
目処が立っていません。薬やワクチンなどの開発も報道はなされていますが、
まだまだ不確定です。

そんな中、本屋さんなどに行ってみると
健康に関する自己管理に関する本がベストセラーコーナーに
所狭しと並んでいました。

僕は、結構、健康に関しては意識を持って心がけていることがいくつかあります。
30代前半のころ会社員をしていまして、日々の業務に忙殺される中、
自律神経をおかしくしてしまい、慢性疲労の状態になってしまったことがあるのです。

経験のある方なら、お分かりになるかもしれませんが
あれほど辛いものはありません。
日常的に常態化して続く疲労感、それに伴う倦怠感。
何かをやろう!と思っても、集中力が続かずすぐに疲れてしまう。
時には、突然の偏頭痛に襲われ、しばらく横にならないと治らないような状態にもなりません。

僕自身、バイタリティーは結構ある方ですし、タフな方だと思っていました。
でも、そのような「やりたいこともやれない」心身の状態になったことで
それまでの生活習慣を見直すきっかけとなりました。

実は、コーヒー豆を自分で焙煎して飲むようになったきっかけもそこにあります。

僕は、20才の頃から、コーヒー業界に携わり、その頃から日常的にコーヒーを愛飲してきました。
その頃から、感じていたことが一つあり、それはコーヒーには
「元気になるコーヒー」と「体調がおかしくなるコーヒー」の2種類があるということ。

その違いは何なのか?を自分なりに探っていました。
20代のころは知識も想像力もつたなかったので、こんな単純な答えを一つ見つけました。

「(値段的に)高いコーヒーは元気になる。」
逆に
「(値段的に)安いコーヒーは身体の調子がおかしくなる。」

ここに思考もへったくれもあったもんじゃありませんが(苦笑)、僕はそこには大きな違いがあることを感じました。

では、「高いコーヒー」とはどんなものなのか?
次にそれを探るようになります。
僕はコーヒー愛好家の一人として、日本国内のみならず海外のコーヒーも飲み歩いています。
(この「旅」のついては、僕の雑感を日々綴っている「note」https://note.com/masuocafe
に旅行記をかいていますので、よろしかったらそちらもフォローして頂けると嬉しいです。)

そんな中で「高いコーヒー」の共通点は
①どこの海外の農園でいつ、どのように収穫、精製され、どんなふうに我が国日本までやってきたのかが
分かるもの。
②各々のコーヒー屋さんでコーヒーの生豆管理を丁寧に行っている。
③焙煎に関しても、いつ、どこで、どんなふうに焙煎されたかが分かるもの。
であるということに気がつきました。そして、コーヒー豆がとても整っていて美しい。



例えば、アメリカのオレゴン州ポートランドに本店のある「スタンプタウンコーヒー」でコーヒー豆を買ってみると
商品詳細表記には「Roasted on」の文字が記載され、いつ焙煎されたものかわかるようになっていました。
(僕もそれに習って、パッケージに焙煎日を明記するようにしています。)

その逆であるコーヒーを飲むと、僕自身は胃が痛くなり、時にはお腹が緩くなってしまい
倦怠感などの症状が出ることもあります。

このことに気がついてから、自分で飲むコーヒーは自分で管理しようと思ったのが
僕がまずもって一番最初にコーヒの焙煎を始めたきっかけです。

そのように自分で管理するコーヒーを毎日楽しむようになってから
僕の体調は日に日に改善していていきました。

実際のところ、コーヒーには、多くの健康効果、メリットがあります。
具体的には
①カフェインの覚醒効果により、集中力が高まる。
②自律神経を刺激して、日々の活動を活性化させてくれたり、運動能力を高めてくれる。
③赤ワインの次にポリフェノールが多く含有されている。ポリフェノールには抗酸化作用があるので、アンチエイジングへの効果が期待できる。
④またそのポリフェノールの成分の一つクロロゲン酸が肝臓に良く、肝臓の老廃物の排出機能を高めてくれるという効果も期待できるそうです。

また、コーヒーを飲み過ぎるとガンになるということがまことしやかな噂がありますが
「コーヒーとガン発生との間に相関関係は認められない」と科学的に否定されています。
むしろ、クロロゲン酸の肝臓への効果により、肝臓がんへのリスクが、
1日3杯コーヒーを飲む人と、そうでない人で「3倍」の違いがあるとの研究結果もあるそうです。

ただ、クロロゲン酸は胃酸を増やしてしまうことがあるので、飲み過ぎには注意が必要です。
カフェインも取り過ぎてしまうと、カフェイン中毒になってしまい、偏頭痛などを引き起こしたり
下手をすると死亡リスクもあるので注意が必要です。

とはいえ、どんなものでも「too much」は身体には良くないですよね。
適度に自分の身体に合わせて、おいしさと共に取り入れていきたいものです。

また少し話がそれますが、
身体の不調について僕自身が個人的に気にしているのは「カビ」の害悪です。
昨今、腸内環境が健康状態に大きな影響を及ぼすことが知られるようになりましたが
この「カビ」は腸内環境にかなり大きな害悪を及ぼすそうです。

腸は「第二の脳(セカンド・ブレイン)」と呼ばれ、全身のフィジカル状態のみならず
精神面にも大きな影響を及ぼすことがわかっています。
僕自身、自律神経をおかしくしてしまった際、主治医の医師から治すために一番大事なことは
「腸内環境を整えること」だと言われていました。
実際、腸内環境を整えるための、食生活を整えていくと僕の症状はみるみると改善しました。

コーヒーにも、腸の活動を活性化させる効果があります。
ですが、コーヒーの生豆には、海外からの輸入途中の船便などでカビの発生したものが紛れてしまいます。
いわゆるカビ豆と言われるもの。これが混ざったままですと、せっかくの効果は台無し。むしろ健康を妨げてしまうことになります。

僕が、コーヒー豆の管理を徹底している理由はここにあります。
どんないいものでも管理が不徹底だと、逆の効果をもたらしてしまいます。
これは本当にもったいのないことです。

ですから、masuocafeでは、焙煎を行う前に
すべてのコーヒー生豆を一粒ずつ一粒ずつ目視で確認して
悪い豆は一粒ずつ取り除く作業(ハンドピッキング)を行っているのです。



僕は、masuocafeでコーヒー豆をご購入いただいているみなさまに
一杯のコーヒーで幸せな時間を楽しんで頂きたいと心から思っています。
その幸せな時間で、さらに健康を享受してさらなる充実した暮らしがもたらされたら・・・。
こんなに素敵なことはない、と考えています。

masuocafeでは、幅広い年齢層の方にご利用頂いています。
すべてお客様に安心して、美味しいコーヒーを楽しんで頂けますよう今後とも精進してまいります。

最後までお読み頂いてありがとうございました。